【今月の言葉】

「2人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい

 正しいことを言うときは 少し控えめにするほうがいい」

これは 吉野 弘さん「祝婚歌」の一説です。吉野弘さんは「魂の詩人」として有名です。ここで言っている「魂の話」というのは、「本音」と言い換えることもできます。「祝婚歌」は吉野さんが姪の結婚式に出席できないため、お祝いに送った詩が有名に

 

なったものです。「祝婚歌はぼくの民謡みたいなものだから、この詩に限ってコピーや使用料等、何のご心配なく」と述べられました。毎日、しがらみの中で生きていると、考えること、話すことが、自分の話せることのすべてであるように感じてしまいます。一番大切なことを話しましょう、それが生きているということなのではないですか、」と想いが詰まっていますね。