【今月の言葉】

 皆さんよくご存じの言葉ですね。五重相伝の時や行事の時にお唱えしますね。

「我 ここに 食を受く つつしみて 天地の恵みと 人々の労に 謝したてまつる。」

私は普段、ぶつぶつ浄土宗の食前の言葉と食後の言葉を言っているのですが、もしかしたら現代では笑われる対象なのかもしれませんね。この「合掌していただきます」という行為は、日本人が伝承してきた美しき食事の習慣であり、継承していきたい美しい文化だと思っております。食事の前の頂きますは「(これから、数多の命と、その命を頂けるまでの労をねぎらい、感謝して)いただきます。」という意味があります。