【今月の言葉】

「木魚の 一打一打の その音に 積もれる罪も やがて消えぬる。」詠み人知らず

毎朝7時30分頃から1時間弱のお勤めをしておりますが、おかしなことに木像の阿弥陀様のお姿(特にお顔)の様子が、日々違うのです。まるで自分の心の姿が投影しているように感じられます。ある時には怒っておられるように、またあるときには優しく微笑んでおられるように感じるときがあります。

 心理学の世界では、自己投影といい、「自分自身の心のなかにある性質・感情は、他の人や物に投影する。」と認識すること。心理学の1つで自己理解を深める考え方として広く活用されているようです。自己投影とは、自分の中の性質や感情を自分以外の他者や物に置き換える心の動きのこと。精神分析学の創始者の娘であるアンナ・フロイト氏が提唱した精神分析学で、「投影」や「投射」が同義語です、とありました。自己投影した時の感情をじっくりと分析すれば、自己の開発につながるとありました。

 またそのことを「念仏の内観」とも言い念仏を継続して申せば自分が見える、自分が見えるということは自分の煩悩が見えるということなのです。

 

 そこで今月の言葉、自分の行いを懺悔し、阿弥陀様に罪の告白をしている様子でしょうか。どうかお念仏のある生活をお過ごしください。