【今月の言葉】  

「大丈夫 心配するな 何とかなる」

子供のころテレビアニメの「一休さん」を毎週、楽しく見ていた記憶があります。

ご存じの方も多いと思いますが、お寺の小僧の一休さんが目の前の様々な難問を持ち前のトンチで解決していくという話でしたね。この一休さんのモデルとなったのは、室町時代に活躍された禅宗の僧侶、一休宗純禅師(1394-1481)です。

一休さんは亡くなる直前に弟子たちへ一通の手紙を遺されます。そして「このお寺がどうしようもなく困った時に、この手紙を開けるように。それまでは絶対に開けてはならない」と言い残されたそうです。

それから数年後、そのお寺に大変な問題が起き、弟子たちは、ついに一休さんの遺された手紙を開けることにしました。そこにはこう書いてあったそうです。

「大丈夫 心配するな なんとかなる」

生きていますと私たちには様々な問題が起こります。たとえば、仕事がうまくいかないとか、学校生活がうまくいかないとか、家庭内の問題とか、健康の問題とか、お金の問題とか、人間関係のこととか、一つの問題がなくなれば、また次の問題が起こり、、、と次から次へと悩みの種が花開くわけであります。時には「もう本当にダメだ」と全てを諦めてしまいたくなるような問題が起きることもあります。そんなときに、思い詰めて悲観的になるより「大丈夫 なんとかなる」と、ある程度の心の余裕を持っていたほうが、それが、どの様な問題であったとしても、解決に近づけるのではないかと思います。

さて、私達には避けることのできない「人生の一大事」がいつの日か必ずこの身に訪れます。それは自らの死という大きな問題であります。しかし、この問題の解決方法は「南無阿弥陀仏とお念仏をお称えしながら日々を過ごすことで、いざ、その時には必ず阿弥陀様のお救いをいただくことができるのですよ!」と法然上人がお示しくださっている通りです。お念仏のみ教えを信じ実践する者として「大丈夫 心配するな 必ず阿弥陀様が救ってくださる」との心持ちで日々お念仏とともに暮らして参りたいものであります。