今月の言葉は、あの名監督「野村ノート」からの出展です。ヤクルトの2軍グラウンドには「おかげさまで」と書いた紙が貼ってあったという出だしからこの本は始まります。「親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか」『無形の力』を読み、野村さんの生い立ちを知ると、この言葉がいっそう重みを持ってきます。今の選手に最も欠けているのが感謝の心であり、感謝こそが、人間が成長していくうえで、最も大切なものであると野村さんは説かれます。そして個人の成長の集大成がチームとしての発展に繋がっていきます。選手には「人生」と「仕事」とは常に連動しており、人生論が確立されていないかぎり、いい仕事はできないことを力説されます。そして選手たちに、『無形の力』をつけるのだ。技量だけでは勝てない。情報収集と活用、観察力、分析力、判断力、決断力、先見力、ひらめき、鋭い勘などが『無形の力』だと。どの世界でも通用する言葉ではないでしょうか。

 

浄土宗の教えの中に「日課誓約」というお約束があります。毎日数を決めて怠りなくお念仏を申す約束の事をいい、阿弥陀様がお説きになられたお念仏の有難さを知り、そのお念仏を口に出して称え、そのお念仏が習慣になり、生かされていることに身体全体で気付き、その心が人柄となって現れくると、運命にも影響してくるとになるのです。法然上人のお言葉に

「智者のふるまいをせずしてただ一向に念仏すべし」

お示しされています。どうかお念仏のある生活をお過ごし下さい。