【今月の言葉】

 先日コラムに「子から親へ、感謝の気持ちを込めて」と題し親子で連歌を作る会の事が紹介されていました。

 子どもが親への感謝の気持ちを、連歌で表現する「親守詩(おやもりうた)」の第5回全国大会が平成30218日、東京都中央区の浜離宮朝日ホールで開催され、今年度は全国から総数82,033点の応募がありました。

子どもが前の句5,7,5を作り、親が7、7で返句をする形になっています。今回の(子)お母さん やっぱりこの手が 大すきよ

(親)あなたをたくさん だいた手だもの。暖かい親子関係があふれていますね。

 先日蒼井優さんと南海キャンディーズ・山里亮太さんの結婚会見がありましたね。話の中で良いなと思ったのは、蒼井優さんのお父様がとられた行動でした。

「結婚を許してください」と頭を下げる山里さんに、涙ぐみながら「こちらこそありがとう」と返答したというお父さん。しかしその後、「いくつかパターンを用意しているから全部やらせて」と言い出し、「どこの馬の骨かわからんヤツに、娘はやれん!」というバージョンや「きみにお父さんと言われる筋合いはない」といったパターンま

で演じ切られたようで、お父さんが殴ろうとしてお母さんや蒼井さんが止めに入る“寸劇”まですべてこなされたようです。

お釈迦様は、父母恩重経の中で親の恩をこのように説いておられます。

「遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩」

「若し子遠く行けば、帰りて其の面を見るまで、出でても入りてもこれを憶い、寝ても覚めても之れを憂う」

とあります。

子供が遠くへ行けば行くほど、親の心配は募ります。衣・食・住のことから、友だちの心配、学業のこと・・・子供がやがて大きくなり、仕事のこと、健康のこと、そして経済状態。とにかく身の回りのことすべてが気になります。父母恩重経には、我々が忘れてはならない教えが多く出てまいります。

「親」という字は 木 の上に 立 って 見 る」と書きますね。

離れていくことをどこどこまでも見守る親心ですね。

 お父様は笑いに込めて、親の愛情を表現されました。私もその義母、昔萩原恵美子さんに結婚のお許しをいただきに行ったことを思い出しました。緊張でのどがカラカラになり思うように言葉が出なかったこと、まずお仏壇に手を合わせたことくらいしか記憶にありません。親心とは深いですね~